社労士認証制度に対応する社労士に登録しました!

いつもお世話になってます!

本日、社労士会の研修で社労士認証制度の講義を受講しました。

詳細は全国社会保険労務士会のHPをご確認いただくとして、簡単に説明すると『事業所(会社)の従業員(社員)獲得についての競争力向上に役立つ認証制度』ということになるのではないかと思います。

僕自身、開業社労士をしつつ現職の労働局総合労働相談員を兼務していますので日々労働相談を受けていますが、その比率は圧倒的に労働者側からのご相談が多いのが現状です。

もちろん詳細は職務上の守秘義務で明かすことはできませんが、やはり職場環境が良くないことに起因していると思われるものがほとんどです。

つまり労働者の職場環境を良くすることが労働者の応募の動機になり、入職した労働者が定着してくれる動機になります。

これは僕自身も会社員として働いていた時に会社は設備には先行投資するのですが人には先行投資をしないと感じていました。

特にブラック企業はこの傾向が強く、そういう会社では「潰れたら代わりを補充すればいい。」というニュアンスのことを、残念ながら見聞きすることがたくさんありました。

ですが、今や人員が不足している時代。

これからは人員不足で、事業規模縮小や廃業が増えてくる時代になります。

だからと言って、安易にパワハラまがいの引き留め策を講じる事業所は逆効果になります。

SNSが普及している現代において、そのようなことをしているとあっという間に当事者から拡散される可能性もあり、そうなるとますます応募してくる人が減りますし、優秀な人材を確保することは困難になります。

ですから、社労士が事業所の労務管理をチェックして人を大事にしているというお墨付きを得ることは有益なことになります。

チェックされる具体的な内容の一部を紹介すると次のようなものになります。

  • 就業規則は作成・届出されているか
  • 雇用契約書(労働条件通知書)は記載内容も含めて、適切に発行されているか
  • 育児介護休業関連は適切に定められているか
  • パワハラ・セクハラ・マタハラの対応はしているか

などです。

簡単に言えば、従業員が安心して働ける環境にしているかということです。

いくらやりがいがあってもパワハラやセクハラが横行している職場では働きたくないですよね?

いくら給料が高くても、法定の育児休業や介護休業が取れない職場では働きたくないですよね?

そういうところを専門家の目線で確認し、認証する制度です。

そして認証されると全国社会保険労務士会連合会から認証マークが付与されます。

出典:全国社会保険労務士会連合会HP

求職者の皆様も、このマークを目印に就職・転職活動をすると働きにくい職場か否かの一つの目安になるのではないでしょうか?

一番最初の『職場環境改善宣言企業』については、これから取り組んでいくことを自ら宣言していくものとなるのでハードルは低いものです。

「これから取り組んでいこう!」という事業主(社長)の皆様、顧問社労士とお付き合いがあるのであれば、相談されてみてはいかがでしょうか?

もちろん弊所でもご相談を承りますので、お気軽にお問合せください。