バランスが大事です

いつもお世話になってます!

社会保険労務士は仕事のスタイルとして顧問契約を結んで、継続的に事業主や社長の相談にのることが多い仕事です。

社労士の中には「報酬をもらってるんだから、私は事業主側、社長側なのは当たり前だ!」と言う先生もいらっしゃるかも知れません。

確かに報酬をいただいているのは事業主や社長の皆さまには間違いないのですが、だからこそ本当に事業主や社長の利益になることをしなければならないのではないか、と僕は思います。

僕は事務所の仕事の一つとして、個別労働相談も受け付けています。

これは使用者・労働者のどちらについてもお受けしています。

当然ですが、お悩みがなければわざわざお金を払ってまで相談する人はいません。

使用者側は顧問契約をしていれば労働相談は顧問契約の中に含まれていることが多いので、気兼ねなくそれを利用します。

労働者側はフツーは社労士と顧問契約をしているということはないハズですので、僕の事務所でも個別労働相談の利用者は圧倒的に労働者側が多いです。

で、労働者側からの個別労働相談を伺っていて思うことは『この事業所では社員のパフォーマンスを最大限に活かせていないな』ということです。

職場の悩み(≒事業所への不満)を持っている社員がその能力を100%発揮できていないであろうことは、容易に想像ができるのではないでしょうか?

僕は今までの職務経験の中で、部門の責任者を任された時は常に ‘如何に部下のパフォーマンスを最大化するか’ をテーマとして取り組んで結果を出してきました。

事業主や社長の皆さまも、最も重要な経営資源である 人 を有効に活用するために、一時的には不利益と思えるようなことでも、事業(企業)としての利益と雇用労働者の利益とのバランスを適切に見極めて事業活動を進めていただけると嬉しく思います(#^^#)